皆さんこんにちは!あしにゃんことアシリカです!
これからアイドルオーディションの二次審査(面接)に臨む皆さん、準備は万全でしょうか?
書類審査を通過したとはいえ、面接は最終的な合否を分ける重要な関門です。
ここでご紹介するのは、私が新規設立のアイドル事務所でマネージャー・審査員として実際に使用していた質問内容と、それらが何を意味し、どのように答えれば合格に近づけるかという
攻略法
です。
この記事では、応募者のビジュアルといった要素には言及せず、あなたの内面、考え方、そしてアイドルとしての覚悟が問われる質問にどう対応すべきか、客観的かつ普遍的なノウンスを徹底解説します。
二次審査で問われる内容について
まず、二次審査でどのような質問がされるのか、元マネージャーとして私がいたアイドル事務所が使用していた質問内容をカテゴリに分けて見ていきましょう。
| カテゴリ | 質問内容(例) |
| 基本情報・活動履歴 | Q1: 年齢・身長・体重について
Q2: これまでアイドル活動経験がある場合、所属していた事務所と活動期間を述べよ |
| 契約・両立に関する意識 | Q3: 現在他事務所との契約が重複してないかどうか?
Q4: 他事務所とのオーディションに応募している場合、どのようなスケジュールや活動との両立を検討しているか述べよ Q7: 現在の学業や仕事の状況、特に両立に関する意識を教えて欲しい Q20: 学業やアルバイトとの両立について、どう取り組む予定か? |
| スキル・自己分析 | Q5: ダンスや歌の経験があれば、その期間と具体的な取り組みについて述べよ!
Q6: 特技やアピールしたいスキルがあれば述べよ! (歌やダンス意外でも問題ない) Q12: 自身の得意分野やアイドル活動で活かしたい強みを述べよ Q13: 自身がアイドル活動において努力が必要だと思う部分や課題に感じる部分はあるか? |
| 志望動機・将来の目標 | Q9: アイドルになりたいと思ったキッカケや理由について述べよ!
Q10: 多くの事務所がある中で、何故この事務所を応募したのか? Q11: アイドル活動を続ける中で達成したい目標や夢は何か? |
| 協調性・レジリエンス(精神的回復力) | Q14: チームで活動する時、自身の得意な役割や貢献できる部分は何か?
Q15: 他のメンバーと意見の食い違いがあった際、どのように対応するか? Q16: 活動中上手く行かない事があった時、どのように気持ちを切り替えているか? Q17: これまでの生活や活動で大きな困難や挫折があった時、それをどう乗り越えたかを述べよ |
| 活動への覚悟・具体性 | Q8: 健康面での活動に影響を与える事情はないか?
Q18: 当事務所ではアイドルユニットが2チーム存在するが、どちらに興味があるか?その理由と、どのように貢献できそうかを述べよ Q19: デビューまでの期間に力を入れたいこと、改善したいことは何か? Q21: アイドル活動をするにあたって、優先的に取り組む覚悟や意識があるか述べよ Q22: SNSの活動において、どのようなキャラクターを発信していきたいか? Q23: 自主的な練習やスケジュール管理についてどう取り組む予定か? |
その他状況によって審査員から追加で質問されることもあり。
また、前の質問内容で十分な回答を得られた場合、上記の質問内容に関して、一部割愛省略されたこともあった。
なぜこのような質問がされやすいのか?
これらの質問は、あなたのスキルや経験を測るだけでなく、事務所の視点から見て
「一緒に長く、熱意を持って活動できる人材か」
を判断するために設計されています。
主な目的は以下の通りです。
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⚡︎ 活動への「覚悟」と「熱意」の確認: アイドル活動は華やかな反面、厳しいスケジュールや売上プレッシャーがあります。Q9, Q11, Q21などは、生半可な気持ちではなく、本気で取り組む覚悟があるかを見ています。
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🤝 協調性・トラブル対応力の確認: アイドルはチーム活動です。Q14, Q15は、メンバーやスタッフと協力し、意見の衝突を乗り越えられるコミュニケーション能力があるかを見ています。
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💪 レジリエンス(精神的回復力)の確認: 困難や失敗はつきものです。Q16, Q17は、落ち込んでも自分で立ち直り、活動を継続できる精神的な強さがあるかを見ています。
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⚖️ 契約・両立の現実性の確認: 契約上の問題(Q3, Q4)や、学業・仕事との両立(Q7, Q20)が、活動開始後に大きな支障とならないか、計画性をもって取り組めるかを確認しています。
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📈 事務所への理解と貢献意欲: Q10, Q18は、単に「アイドルになりたい」だけでなく、「なぜこの事務所・このチームでなくてはならないのか」を問うことで、所属後のモチベーションの源泉と事務所へのコミットメントの深さを見ています。
その質問に対する対処法:合格を掴むための回答戦略
質問の意図を理解したら、次は具体的な回答のポイントを解説します。
軸となる回答は「具体的なエピソード」で裏打ちする
「頑張ります」だけでは説得力がありません。
あなたの強み、困難を乗り越えた経験、チームでの役割など(Q12, Q17, Q15)は、必ず
過去の具体的な行動や結果
を添えて説明しましょう。
NG例(Q15): 「話し合って解決します。」
OK例(Q15): 「高校の部活動で意見が分かれた際、すぐに感情的にならず、まずお互いの意見の**”根拠”**をすべて出し合いました。その結果、目指すゴールは同じだが、アプローチが違うだけだと分かり、両方の良い部分を取り入れた折衷案で成功を収めました。」
事務所への「本気度」と「貢献度」をアピールする
特にQ10(志望理由)やQ18(チームへの貢献)は重要です。
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事務所のコンセプト、過去の活動実績、他のチームの情報を事前に徹底的に調べ、「この事務所でなければならない理由」を具体的に述べましょう。
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Q18のチーム選択では、「どちらでもいい」ではなく、選んだチームのイメージと、あなたのQ12(強み)やQ13(課題)がどうフィットし、どのように貢献できるかを具体的に述べることが重要です。
「課題」と「覚悟」はセットで語る
Q13(課題)で正直に弱点を伝えるのは良いことですが、必ず
「その課題に対してどのように努力し、克服していくつもりか」
という具体的な改善計画(Q19)や覚悟(Q21)をセットで伝えましょう。
OK例(Q13 & Q19): 「私は人前で話すのが少し苦手だと感じています。これはアイドルとして大きな課題です。デビューまでの期間(Q19)に、毎日鏡の前で3分間のフリートーク練習を欠かさず行い、場数を踏んでメンバーを引っ張るMC力を身につけたいと考えています。」
両立への「計画性」と「優先順位」を明確にする
Q7, Q20では、アイドル活動に支障が出ないよう、学業・仕事・アルバイトに対して
「具体的な工夫」や「時間の使い方」
を明確に伝えましょう。
特に学生の場合は学業優先が大前提です。
OK例(Q20): 「学業を優先しつつ、アイドル活動に集中するため、アルバイトは固定シフトではなく、ライブのない曜日に短時間で効率よく入れるよう調整するつもりです。また、移動時間や休憩時間も活用して課題を終わらせるなど、時間を無駄にしない工夫を徹底します。」
二次審査の質問内容からわかる、アイドル事務所が歓迎したいメンバー
上記の質問から、事務所が求めているのは、単に歌やダンスが上手な人だけではありません。
歓迎したいのは、以下の要素を持つ人材です。
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自己成長意欲が高い子: 自分の課題を客観的に認識し(Q13)、それを克服するために努力し続けられる(Q19, Q23)。
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組織への貢献意識が高い子: チームの一員として自分の役割を理解し(Q14)、組織の目標達成に貢献しようという意識を持っている(Q10, Q18)。
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精神的にタフな子(レジリエンスがある子): 困難や挫折を乗り越えた経験があり(Q17)、上手くいかない時でも自分で気持ちを切り替えて(Q16)活動を継続できる。
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常識と計画性がある子: 契約や両立といった現実的な問題に対して、周りに迷惑をかけないよう、計画的に準備・管理できる(Q3, Q4, Q7, Q20)。
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自分自身の「商品価値」を理解している子: SNSでの発信キャラクター(Q22)など、自分をどのように見せ、ファンをどう獲得していくかという意識を持っている。
二次審査に合格するために必要なこと
面接官があなたに合格点をつけるのは、
「この子となら、プロとして一緒に活動し、成功できる」
と確信できた時です。
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1. 「自分語り」ではなく「アイドルの自分語り」をする: あなたの過去の経験を、アイドル活動にどう活かせるかという視点で語り直しましょう。
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2. ポジティブなエネルギーを放つ: Q16, Q17のような逆境に関する質問も、ネガティブな経験で終わらせず、「そこから何を学び、どう成長したか」というポジティブな結論で締めくくること。
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3. 質問の裏側を読む: 面接官が「なぜこの質問をしているのか」を瞬時に理解し、その意図に沿った、建設的で前向きな回答を返すことが重要です。
アイドルを目指す人に向けてのアドバイス
私はアイドルマネージャーとして、多くのメンバーのモチベーション向上をサポートし、売上を向上させてきました。
そこで培った指導哲学を込めて、あなたに伝えたいメッセージがあります。
夢を追う時間を「宝物」にしてください。
オーディションの合否は、才能だけでは決まりません。
あなたの
「どれだけ本気で、この活動に情熱を注げるか」
という覚悟と、困難に立ち向かう強さを見せてください。
面接は、あなたの個性を最大限にアピールできるステージです。
偽りのない自分を見せつつ、事務所が求めているプロ意識と将来性を論理的に示せば、必ず合格への道は開けます。
あなたが輝くステージに立てるよう、心から応援しています!
まとめ
二次審査は、あなたの
「内面」「覚悟」「チーム適性」
が徹底的に問われる場です。
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質問の意図(事務所が求めている資質)を理解する。
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回答は具体的なエピソードとセットで語る。
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事務所への貢献意欲と、課題克服への具体的な計画を明確に示す。
これらのポイントを押さえ、自信を持って審査に臨んでください。
具体的な二次審査の応募者ごとの合否分析などは後日改めてアップするので楽しみにしていただければ幸いです。

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