皆さんこんにちは!あしにゃんことアシリカです!
華やかに見えるアイドル業界。
しかしその裏側では、運営の機能不全によって志半ばで涙を流す女の子たちや、泥舟と化した現場が数多く存在します。
今回は、とあるアイドル事務所で実際に起きた、崩壊寸前の生々しい面談音声データの文字起こしを独占入手しました。
この音声データには、アイドル業界の「闇」だけでなく、
マネジメントの本質
ガバナンスの欠如
そしてビジネスとしての致命的な欠陥
がすべて凝縮されています。
プライバシー保護のため、人名やグループ名などの固有名詞はすべて伏字(仮名)としていますが、そのリアルすぎる内容を黎明期の礎を築いてきた私、アシリカの視点から徹底解剖します。
前回の真似ることの重要性を説いた記事はこちら!
併せて読んでね!
https://ashirika.com/idoledu014/
このお話の大まかなあらすじ
舞台は、プレデビューをわずか2週間後に控えたとあるアイドル事務所。
メンバーをオーディション段階から引っ張り、全権を握っていたタレント兼プロデューサーのA氏(女性)が、突如として「辞めます」と現場を投げ出し、事実上の職場放棄(夜逃げ)をしてしまいます。
残された現場スタッフ(女性陣)とメンバー(アイドルたち)は、状況が全く分からないまま置き去りにされ、大混乱。
そこで、資金を出す立場であり、地上(メディア)の仕事も手掛ける運営上層部のB氏(男性)が急遽現場に乗り込み、メンバーやスタッフと面談を行った……という、まさに
絶体絶命のシチュエーション
です。
結論
客観的な事実関係を整理すると、このアイドル事務所が直面している状況は
「非常にヤバい(いつ解散・空中分解してもおかしくない崩壊状態)」
と言わざるを得ません。
一見、後半は上層部のB氏がポジティブな言葉でメンバーを励まし、美談のようにまとめようとしていますが、ビジネスの現場としては致命的な問題がいくつも浮き彫りになっています。
大人の自己満足と内紛に、純粋な演者が巻き込まれている典型例です。
理由:この現場が「致命的にヤバい」4つのポイント
なぜここまでヤバいと言えるのか。
音声データから読み取れる客観的分析をもとに、4つの理由に分けて解説します。
プロデューサーの職場放棄と、運営陣の「深刻な内紛」
一番の致命傷は、中心人物であるA氏がデビュー直前に失踪・辞任している点です。
A氏はメンバーに対し
「上が動かない、予算が通らない」
と説明していましたが、上層部のB氏は
「そんな会議も話もなっていない。毎日顔を合わせているのに連絡がないと言われていた」
と主張しています。
つまり、A氏が意図的に上層部と現場の間に壁を作り、情報をブラックボックス化してメンバーを扇動していた可能性が高いのです。
理由の弁明も引き継ぎもなく、デビュー2週間前に現場を投げ出すのは、ビジネスパーソンとして完全にアウトな商道徳違反です。
デビュー2週間前として「絶望的な進捗状況」
プレデビュー直前にもかかわらず、アイドルの基盤となる要素が何も確定していません。
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楽曲の遅れ: 課題曲の共有が前日。オケ(音源)が間に合っておらず、B氏が「70%の出来でやればいい」とギリギリで妥協している状態。
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ガバナンスなき衣装発注: A氏が上層部への報告なしに衣装を勝手につくり、それが会長から「安っぽくてダメだ」と激怒されている始末。
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不透明なお金(未払い疑惑): メンバーの口から「レッスンの先生のスタジオ代が払えていない」という話が出ています。現場の資金フローが完全に滞っている非常に危険な兆候です。
「地下アイドル」に対する上層部の冷徹な本音と、意識の低さ
メンバーの味方のように振る舞うB氏ですが、随所に地下アイドル業界やメンバーに対する安易な本音が見え隠れしています。
「俺から見たら地下と言えば、『生かさず殺さずかな?』って感じなんだよね!そうとしか見てないの」
これから夢を追う所属メンバーの前で、「地下アイドルなんて事務所にとって都合よく生かさず殺さず売上を出すもの」という本音を漏らすのは、教育者・経営者として信じられません。
また、
「どうせ誰か辞めるからアンダー(補欠)を作っておく」
という発言も、モチベーション管理の面で極めて不適切です。
さらに
「200人なんて入るわけない」
と、
ハナから集客努力を放棄している姿勢も意識の低さを物語っています。
トラブルすら「コンテンツ(炎上商法)」にしようとする姿勢
極めつけは、会話の終盤のやり取りです。
B氏は
「このごたごたをYouTubeでリアル番組(ドキュメンタリー)として流すべきだと会長が言っていた」
と発言し、現場スタッフも
「ノンフィクションで楽だし、架空の話ではないから」
と同調しています。
運営のミスやプロデューサーの夜逃げ、メンバーの涙という
「ガチの泥沼トラブル」
を、反省やメンバーのケアに充てるのではなく、
「炎上商法コンテンツとしてYouTubeに流して一儲けしよう」
と目論んでいるのです。
メンバーの精神的ケアよりも話題性を優先する、悪質な芸能事務所の典型的なムーブです。
どうすればこのようなトラブルを防ぐことができたのか?
この悲劇を防ぐために必要だったのは、
「現場のブラックボックス化の解消」
と
「徹底した数字・スケジュールの可視化」
です。
音声内で現場スタッフが
「1時間でできることに5日かかる、スケジュール調整の滞りが凄い」
と嘆いていました。
これは、タスクとスケジュールが一括管理されておらず、プロデューサーの頭の中にしか情報がなかったために起きたタイムロスです。
私が過去にワンオペで地下アイドルグループの運営補助に入った際は、独自の調達ルート開拓でコストを10%削減し、現場には
メンバー個別のキッチンタイマー
を導入しました。
これにより、1分1秒の「はがし」と時間管理を可視化し、現場の混乱とストレスを大幅に削減させました。
また、将来芸能だけで食べていきたいメンバーのために、
「どれだけファンを集め、チェキが売れたら生活が成り立つか」をエクセルで算出したロードマップ
を作成しました。
属人的な「想い」だけで走るのではなく、経営陣と現場、メンバーが同じ数字とスケジュールを共有できる仕組み(ロードマップ化)があれば、プロデューサーの暴走や情報の断絶は未然に防げたはずです。
この内容から得られる教訓
演者が純粋に歌やダンスのレッスンに集中すべき時期に、
「プロデューサーの夜逃げ」
「事務所内の不信感」
「お金が払われているかどうかの心配」
をさせられている時点で、この事務所のバックアップ体制は三流、いや崩壊しています。
音声の最後にある、女の子のこのセリフがすべてを物語っています。
「なのにそれ以外のことをめちゃくちゃ考えてしまって、そういうこと考えさせる事務所ヤバくね?って思っているんですよ」
ここから得られる教訓は、
「強権的な支配や大人の自己満足は、必ず現場の崩壊を招く」
ということです。
メンバーに
「信じてついてきて」
と根拠のない精神論を押し付ける運営は長続きしません。
この内容を風化させないようにするために必要なこと
こうした泥舟のような事務所に引っかからない、あるいは健全化させるためには、
メンバー自身の「自立する力(レジリエンス)」を育てる教育
を業界全体が意識していく必要があります。
私は、ホーリーピーク声優養成所のメソッドや、恩師である内藤玲氏の教えを軸に、逆境に負けない折れない心の教育を実践してきました。
「夢を追えるのは一生に一度」
というマインドを叩き込まれたメンバーは、たとえ運営が途中で崩壊しかけても、自立して次のチャンスを掴み取ることができます。
実際に、私が関わった後に体制変更や解散を経験したメンバーたちも、その後に大手事務所(株式会社プリュなど)へ移籍して活躍したり、自力で『Love it’s』『Grrdoll』といった新規グループでのデビューを勝ち取ったりしています。
トラブルをただの悲劇で終わらせず、演者自身が
「何があっても生き残る力」
を身につけるための礎を、大人が最初に築いてあげなければなりません。
まとめ
新規事務所の立ち上げ(ゼロイチ)という黎明期において、最も必要なのは
「走ってしまうプロデューサーの熱意」
だけではありません。
それを支える
強固なビジネスの土壌、ガバナンス、そして信頼の礎(いしずえ)を耕す人間
です。
新規事業の立ち上げ(ゼロイチ)という黎明期において、最も必要なのは
「走ってしまうプロデューサーの熱意」
だけではありません。
それを支える
強固なビジネスの土壌
ガバナンス
そして信頼の礎(いしずえ)を耕す人間
です。
大人の都合でメンバーを
「生かさず殺さず」
扱うような事務所は、いずれその報いを受けます。
今回のデータは、明日は我が身としてすべてのエンタメ関係者が胸に刻むべき事例です。
アイドル事務所の経営者、プロデューサー、マネージャー、あるいは運営を目指すクリエイターに向けてのアドバイス
もし皆さんが、武道館やアリーナ、あるいはTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)の常連になるようなメジャーグループを目指すのであれば、目先のバズや炎上商法に逃げてはいけません。
メンバーとの公式な1on1をただ形だけやるのではなく、メンバーが困った時に
「この人なら納得いく指針をくれる」
と自発的に頼ってくれるような絶対的な安心感を、日頃の徹底した To Do 徹底と誠実な姿勢で示してください。
「今ある現場を、未来へ続く物語の始まりに変える。」
次世代の才能が、大人の泥沼劇で潰されないための健全な土壌を、共に作っていきましょう。
もし、現場の運営改善や、メンバーのモチベーション管理、オーディション対策などのコンサルティング、あるいは確かな表現技術によるアー写・ライブ撮影のご依頼があれば、いつでも私(アシリカ)にご相談ください。
あなたの現場の「10年後の礎」を築くお手伝いをいたします。

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