みなさんこんにちは!あしにゃんことアシリカです。
今回は前回の「アイドルのメンバーに対して、わがままを言う権利の大切さ」という内容に引き続き、
わがままと協調性(チームワーク)に関する、運営哲学の根幹をなす考え方
について深掘り解説します。
この記事は、タレントの魅力を最大限に引き出し、結果的にチェキ売上を4倍(月2万円→8万円)にした私の具体的なマネジメント経験に基づいています。
アイドルマネージャーやプロデューサーのような運営スタッフの方で、
タレントとの距離感や素行、信頼関係構築にお悩みの方、
また、運営に意見を言いにくい現役アイドルの方のお悩みを解決し、
PV数と収益を爆増させる「最強の運営マインド」を確立する一助となれば幸いです。
前回の「わがままを言う権利の大切さ」
併せて読んでね!

導入 何故このような記事を書こうと思ったか?
多くの方が、「わがまま」を
自分勝手な振る舞い
と捉え、
協調性やチームワークを乱すもの
だと考えがちです。
組織に所属する以上、最低な振る舞いだと断じる声も少なくありません。
しかし、元アイドルマネージャーとして、そしてラブライブシリーズのアイドル声優を育成したホーリーピーク声優養成所での経験(恩師・内藤玲氏に師事)を通じ、私はこの一般的な常識に真っ向から異を唱えます。
結論から言うと、
わがまま(健全な自己主張)を正しく実行することこそが、最終的に理想の最高のチームを形成する
という定義に辿り着きました。
この哲学は、内藤玲氏から学んだ「心(気持ち)を動かすこと」の重要性に基づき、さらに偶然にも出会い、その知見に感銘を受けた現役東大生社長・三上功太氏(アドネス株式会社代表取締役)の
「個の成長」を追求するビジネス哲学
と完全に重なり合うものです。
この、アイドル運営の現場とトップビジネス理論を統合した独自の視点こそが、
解散寸前のグループの売上を約4倍に引き上げ(月2万円→8万円)
同時にメンバーの
レジリエンス力(精神的回復力)を大幅に向上させた
私のマネジメント成功の本質であり、そのノウハウをこの場で全て公開します。
その内藤玲さんの教えがアイドル運営にどう生きていたかを記したのはこちらです!

三上功太さんのSNSはこちらです!
ちなみに、私が三上氏に出会えたのは、内藤玲氏から教わったアイドル運営に関するマインドセットを、さらに深く追究したいと自主的に学んでいたことがきっかけです。
つまり、
内藤玲氏に出会っていなければ、三上功太氏の教えに出会うことはなかった
と言っても過言ではありません。
結論
まず結論から申し上げます。
最強のチームワークとは、個の力の上に成り立つ
からです。
個の力を強くするには、
わがまま(健全な自己主張)を徹底して行い、自らの長所を最大限に伸ばすこと
が重要であり、それぞれの個の力が強固であればあるほど、その集合体であるチームの力は爆発的に向上します。
理由:個の強さこそが「重ね合わせの原理」を生む
チームワークや協調性の真の定義、そして重要な要素は、
「助け合い、支え合い、重ね合わせの原理(強め合い)の関係」を築くこと
にあります。
この関係を機能させるには、
個の力が強くない限り、助け合いや支え合いをしたくてもできない
という最悪の末路を辿ってしまいます。
逆に、組織に所属する各メンバーが、自分の長所を極限まで伸ばし、自己主張をすることで初めて、メンバー間の
「長所と短所の埋め合わせ」
が生じます。
これが最終的に、組織力の底上げ、すなわち
「強め合いの原理」によるシナジー効果
に繋がっていくのです。
また、個々のメンバーのベクトル(方向性)が異なっていたとしても、それを要素分解すれば、
「最終的なゴール」という共通認識事項は必ず一つはある
はずです。
チームワークを強化するには、無理に周りに合わせることを意識するよりも、その
最終的なゴールにのみ集中
すれば問題ありません。
即ち、
「ゴールは一緒!通るルートが違うのは強み!」
というイメージです。
ブラック運営の末路:私が離職後に起きた最悪の事態
この「個の力を尊重しない運営」の危険性は、私が離職した新規設立アイドル事務所で明確に証明されました。
私が2025年4月末に円満退職した後、チーフマネージャーの
「君達には自由は一切ありません!」
というスタンスはさらにエスカレートしました。元同僚(2025年5月以降に自主退職)から寄せられた情報によると、そのチーフマネージャーは、
-
人格否定の発言: メンバーの女の子に対する人格否定のような発言があった。
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自主退職の連鎖: 「メンバーに優しい事務所」という理念を信じて入社した同僚が、メンバーの意見を封じ込める体制に異を唱え、社長に相談の上で自主退職。
-
組織の機能不全: チーフマネージャーの意見優先で作られた事項に対し、メンバーが強い不満を持ち、一部組織がうまくいかない状況が発生。
この事態は、メンバーの「現状を変えたい」という健全な自己主張(わがまま)を抑圧し続けた結果、
タレントのモチベーション低下
優秀なスタッフの離職
そして組織的な混乱
という形で表面化したものです。
個の意見を封じることは、組織の活力を奪い、
PV数や売上どころではない致命的な結果
を招くのです。
方法 強みを「重ね合わせ」ていくための4ステップ
最高のチームワークを結成し、最大限のシナジー(相乗効果)を生み出すための具体的なプロセスを4つのステップで解説します。
ステップ1:お互いの長所・短所を「客観的」に把握する
まず、メンバーと運営、お互いが忌憚なく話し合い、それぞれの
「得意なこと(長所)」と「苦手なこと(短所)」
をリストアップします。
ステップ2:個々の長所を「極限」まで伸ばすことに集中する
短所を克服しようとするよりも、まずは個々の
長所を「唯一無二の強み」へと昇華させる
ことに全力を注ぎます。
これは、私が以前の事務所で
チェキ売上を4倍
にした際に適用した指導哲学の根幹です。
ステップ3:強みを活かして「重ね合わせ」と「短所カバー」を実行する
伸ばしきった長所を以下の2つの観点で確認し、実行します。
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重ね合わせの原理: 長所と長所を重ね合わせたとき、爆発的な相乗効果(シナジー)を生み出せるか。
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短所カバー: ある人の長所が、別のある人の短所を完全に補えるかどうか。 この「重ね合わせ」のアクションを実行することで、個人の力量以上のチーム全体の力が向上します。
ステップ4:評価・改善を行い、ループを繰り返す
アクションの結果を評価し、またステップ1に戻って長所・短所の再把握、長所の最大化を行います。
この「成長のループ」を繰り返す
ことで、組織力は永続的に向上していきます。
まとめ
今回の「わがままと協調性(チームワーク)」に関するマインドセットは、
個の力を伸ばし、それを組織で「重ね合わせる」
というシンプルな真理に基づいています。
助け合い、支え合い、そして長所による強め合い(重ね合わせの原理)を大切にするために、
まずはメンバー一人ひとりが「わがまま(自己主張)」を通じて個の力を最大限に伸ばすこと
を意識してください。
運営スタッフの方は、その声の裏にある
「現状を変えたい」
「より良くしたい」
という成長意欲を信じ、それを組織改善の提言として昇華させる環境を構築しましょう。
このマインドセットを実践することで、皆さんが
売上を向上させ、ファンに愛され、メンバーと運営が共に幸せを感じられる素敵なアイドルユニット
を作り上げていくことを心から願います!


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