皆さんこんにちは!あしにゃんことアシリカです!
私は元アイドルマネージャーとして、売上を4倍にした経験や、新規アイドル事務所でオーディション審査員をしていた経験もあります。
その経験と、私自身が受験した大手声優事務所附属養成所(Waho学院)のオーディションデータから、
「声優事務所が本当に求めている人材」
「合格するための具体的な対策」
を徹底解説します。
この記事は、
声優を目指している人はもちろん
アニメに興味がある人
オーディション審査員の方
そして声優専門学校・養成所の指導者の皆さん
全ての方に客観性と信頼性の高い情報をお届けします。
Waho学院(Early Wing, With Line, First Wing Production附属養成所)オーディション出題内容
このオーディションは、あなたが一方的にアウトプットする
「オーソドックスな審査」である点が最大の特徴です。
審査員からの具体的な質問は極めて少なく、応募者が準備してきたものを
「どれだけ高いレベルで出し切れるか」
が問われます。
| 項目 | 内容 | 特徴・備考 |
| 1. 自己PR | 60秒(約175〜200字程度) | 確実に出題される最重要項目。
審査員からの質問は一切なし。 準備した内容を時間内にしっかり伝えることがすべて。 |
| 2. 台詞読み | 男性・女性それぞれ約5つの台本から2つ程度選択 | 確実に出題される。
読み上げた後、内容に関する質問は特になし。 「得意な台本」を見抜く選球眼が必要。 |
| 3. 逆質問 | 応募者からの質問タイム | あってもなくても合否に影響なし。
複数人での一斉審査のため、逆質問がないからといって不合格になる心配は無用。 |
| 4. 語学力 | 英語、中国語(北京語・広東語)、その他の言語 | 「あるかどうか」が聞かれる。
「ない」としても合否に一切影響なし。 |
| (付帯) | 語学力のレベル確認 | 英語・中国語は自己申告制(日常会話、仕事での簡単なコミュニケーション、円滑なコミュニケーションの3段階)。
スピーキング実演なし。 |
| (付帯) | その他の言語の実演 | 要注意!
申告した場合、簡単な自己紹介などのスピーキングを求められる。 私の場合、フランス語で何かしら簡単な事を話すよう求められた。 |
出題傾向に対する具体的な対策
自己PR(60秒)対策の徹底
このオーディションでは、自己PRの内容について審査員から深堀りされることはありません。
つまり、
「60秒という制限時間の中で、あなたの魅力と強みをどれだけ濃密に、かつ印象的に伝えられるか」の構成力と表現力
が重要になります。
- 時間厳守の練習: 60秒で収まる文字数(175〜200字程度)を厳守し、ストップウォッチで何度も練習すること。途中で詰まったり、時間をオーバーしたりするのは厳禁です。
- 「声優としての適性」を盛り込む: あなたの個性や特技が、どのように声優の仕事に活かせるのかを結びつけてアピールしましょう。
- 具体的なエピソードを短く: 例えば、私の「英語でベストスチューデント賞」や「コンビニでの外国人対応」のように、あなたの強みが第三者から評価された具体的なエピソードを入れると、信頼性と説得力が格段に向上します。
台詞読み対策と「選球眼」の重要性
台詞読みで重要なのは、技術だけでなく、
「今、あなたが最も得意で、一番魅力的に見える台本はどれか」を瞬時に見抜く選球眼です。
- 「得意な台本」の事前選定: 複数台本が用意される場合、本番で迷わないように、自分の声質や得意な演技(キャラクター性)に最も合う台本を事前に見抜けるよう、日頃から訓練を積んでおきましょう。
- 役柄の準備は深く、表現は明確に: 審査員からの質問がないため、あなたが「この役をどう捉え、どう演じたか」は、**読み方だけで全て伝える必要があります。**役の背景や感情の深い理解が、たった数行の台詞に説得力を持たせます。
Waho学院(養成所)が求めていることは何か?
与えられた情報に基づき、この事務所のオーディションから読み取れる「求めていること」は以下の2点です。
「準備力」と「完遂力」
審査員からの質問が一切なく、応募者が一方的にアウトプットする形式は、**「どれだけ入念に準備してきたか」「与えられた課題を制限時間内で確実にやり遂げられるか」**を見ています。
- 求められる資質: プロとしての自己管理能力、セルフプロデュース力、集中力。 現場で求められる「一発OK」の対応力があるか。
声優以外の「ユニークな付加価値」
合否に影響しないとはいえ、語学力について詳細なヒアリングを行う点は注目に値します。特に英語に関して、私の「仕事プライベート関係なく円滑なコミュニケーションが取れる」というアピールが評価されたことから、「声の仕事」以外の分野でも活躍できる、あるいは事務所のグローバルな展開に貢献できる人材を探している可能性があります。
- 求められる資質: 語学力や特殊スキルなど、声優としてのキャリアに「プラスアルファ」をもたらす、他の応募者にはないユニークな強み。
合格するために必要なことは何か?
このオーディションで合格するために、普遍的な演技力や人間力に加え、特にこの形式に合わせた対策が必要です。
60秒の自己PRで「あなた」を売り切る力
あなたの全てを60秒という短い時間で凝縮し、審査員の心に残す必要があります。
自己PR=あなたの「ボイスサンプル」の紹介文
として捉え、
「この人に会って話してみたい」
「この声をもっと聞いてみたい」
と思わせる
キャッチーさと一貫性
を持たせることが必須です。
得意分野を即座に提示できる
台詞読みで「得意なもの」を選び、それを最高品質で読み上げることが求められます。
これは、
「自分の強みを理解し、それを最大限に活かせる状況を自ら作り出せる能力」
の証明です。
これは声優として仕事を選び、パフォーマンスを発揮する上で極めて重要なスキルです。
声優志望者およびこの事務所を受験する人へのアドバイス
「一方的な審査」こそ最大のチャンスと捉えよ
審査員からの質問がないということは、
「あなたのペースで、最も自信のあるパフォーマンスを中断されることなく全て見せられる」
ということです。
不安に思うのではなく、
「自分だけの魅力を最大限に発揮できる舞台」
だと前向きに捉えてください。
語学力は「使えた経験」を具体的にアピールせよ
語学力がある場合は、単に「話せます」ではなく、
「仕事で円滑に対応できる」
「実際に外国人対応で感謝された」
など、
具体的な成果や貢献を伝えることが
評価に繋がります。
私のアイドル運営での実績(売上向上など)や、カメラマンとしての「タレントの魅力を引き出す指導哲学」のように、
あなたの全ての経験は
声優という仕事に活かせます。
謙虚さよりも「プロとしての確信」を
このオーディション形式では、自信を持って自分の強みをアピールする姿勢が重要です。
あなたの努力と才能を信じ、
「自分こそがこの事務所に必要な人材だ」
という確信を、60秒の自己PRと台詞読みに乗せてぶつけてください。
不合格という結果だった私ですが、この経験は分析力と次への準備力を高めてくれました。
あなたの挑戦を心から応援しています!


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