皆さんこんにちは!あしにゃんことアシリカです!
今回は、前回の母音(「あ行」)の発音に引き続き「は」行・「や」行・「わ行」の発音の仕方について解説していきます。
この音は「あ行」と似ている音ですが細かい所での違いがある音です。今回の記事を見ることで「H」・「F」・「Y」・「W」の音をマスターすることができます。
この記事を通して、英語の勉強の初学者、声優や歌手やアナウンサーのような声を使う仕事をする人、滑舌や発音に苦手意識を持っている人、空気の流れや様子を学ぶ流体力学をはじめとする機械工学がどのように生かされているのかが知りたい人、学校や養成所などの教育機関で発声、発音、滑舌を教える人達の指導の参考になれたらとても幸いです。
前回の母音の発音の仕方を理解していることを前提に今回は解説していきます。母音の発声の仕方についての記事はこちら!
併せて読んでね!
目的と目標
*抜ける音である「は行」(「H」と「F」の音)、持ち上げる音である「や行」(「Y」の音)、連動音である「わ行」(「W」の音)の音の特性を理解して、「あ行」の音との違いを理解する。
*笑う時のマストアイテムである「は行」の音を理解することで表情を豊かなものにする。
→笑う時、基本的には「は」・「ひ」・「ふ」・「ほ」を使う!
*これらの音はかなり息を上手に使うことが求められるので、息を制御する力とお腹をしっかりと鍛える。
「は」行の音
「は」行の音は大きく分けてふたつのグループに分かれていて
*「は・へ・ほ」 のグループ
*「ふ」の音
となっているのでそれぞれ分けて解説する。
なお、「ひ」の音は「や」行の音のグループに分類される為、「や行」の音のところで解説する。
「は」・「へ」・「ほ」(「H」の音のグループ)
*吐く息に障害物のないクリーンな道を作ったイメージを持った上で、あ行の音で発声する。
*それ故に非常に息が抜けやすい音になっていると共にマイクの通りやすい音になっている。
*息が通りやすいことからお腹をしっかり動かさないと響きにくい音になっている。
それ故に例えば英語では
hour :「時間」
のような単語では先端の「H」は発音しない
等の現象が起きたり
フランス語において、「H」(アッシュ)は読まない音になる
という現象が起きる。
「ふ」(「F」)の発音の仕方
*目の前のロウソクを消すイメージで息を出す。
*「う」の音よりも空気の密を上げることを意識する。
*空気中の密を上げる(狭い範囲に高出力の息を出す)ためにはお腹からしっかりとポンプとして動かす必要がある。
*また非常に密度の高い息を出すためにマイクに通りやすい音になっている。
「や行」と「ひ」の音(「Y」の音)
この音は口径は「あ行」と全く同じ!
空気の流れを変えたら「や行」や「ひ」の音になる。
その違いを見てみよう!
復習:「あ行」の音
水平に真っ直ぐ息が流れる
今回習う「や行」・「ひ」の音
気流を上に持ち上げる
つまり、「あ行」はストレートに空気を送るのに対して、「や行」の音は上昇気流音であるということだ。
「わ行」(「W」の音)
「う」の口から素早く各子音に呼応する口に動かす。
すなわち
*「わ」:「う」の口→「あ」の口へ
*「ゐ」又は「うぃ」:「う」の口→「い」の口へ
*「ゑ」又は「うぇ」:「う」の口→「え」の口へ
*「を」:「う」の口→「お」の口へ
口径を動かすとよい
まとめ
今回習った「は」行・「や」行・「わ行」の発音の仕方をまとめると
*「は」行は抜ける音で息をしっかり使う必要がある。つまり、「あ行」よりも力強く息を使えば「は」行の音になる。
*「や行」の音は、「あ行」がストレート音に対して、空気を上昇させる音となっている。
*「わ行」の音は「う」の口から各子音に呼応する連動音となっている。
皆さんもこの記事を参考に、これを意識してみてくださいね!
次回は子音の発声の仕方について学習していきます。
記事はこちら!
次回の内容まで習得すれば(日本語の)発音は完璧です。
しっかり学習していきましょう!
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